愛されマナー 接客マナー・ビジネスマナー・新入社員研修|アカデミー・なないろスタイル 樋口智香子(千葉 銀座)

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お客様をがっかりさせる、カフェ店員のひとこと

ある日のこと、打ち合わせのため、とある素敵なカフェに入りました。

そのカフェはガラス張りの眺めのよいラウンジで、天井が吹き抜けになった、とても居心地のいい場所だったのです。

場所だけでなくドリンクメニューも本格的。サイフォンで入れる珈琲や銘酒のワインも用意されており、ドリンクを選ぶのも楽しいものでした。

その中でひと際目をひいたのが、メニューにあった、こちらのカフェラテの写真。

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確か和のフレーバーを使用しためずらしいラテだったと記憶していますが、なんといってもそのカラフルなビジュアルに心惹かれ「いったいどんなドリンクなんだろう??」と期待しながらオーダーしました。

待つこと数分。

いよいよ目の前に、こちらが運ばれてきました。

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その、見たこともないような色合いのラテアートにときめいて、私は店員さんに尋ねました。

「こちらは、何の色味なんですか?」

店員さんは、こう答えました。

「ただの、着色料です。」

・・・

・・・

その場は、なんとも言えない雰囲気になりました。

ただの、着色料。

私はなんだか、聞いてはいけないことを聞いてしまったようで、恥ずかしくなりました。

ただの、着色料。

なんだか、身体に悪いものを飲むような気分にすらなりました。

店員さんは、真実を言ったに過ぎないと思います。

でも、でも、もうちょっと、お客様の夢を壊さない言い方ってあるんじゃないかなぁ。

例えただの着色料だったとしても「こちらは流れ星をイメージした植物由来の色素でのアートです」とか、「こちらは特別な色素パウダーで、空をイメージして描いたものです」とか。

言い方ひとつ工夫するだけで、お客様の受けとり方は、ずいぶん違います。

商品の世界観を壊さないこと。

できるだけ、魅力的な言葉で語れるようにすること。

接客スタッフは、言葉のストックをたくさん持っておくといいですね。

セミナーでは、言葉を豊かにするためにお勧めのツールをご紹介しています。

こちらのサイトで言葉を工夫すると、商品の魅力を世界観豊かに伝えられるようになります。

参考にしてみてくださいね。

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樋口 智香子

樋口 智香子

人材育成・マナー・コミュニケーション研修講師。
元、資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーを組み合わせた独自のメソッドを提唱。コミュニケーションスキルを通じて、人を思いやれる・愛される人を育てるべく、全国にそのメソッドを伝えている。

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